春本番!!
過酷な冬から本格的な春に向けて、三寒四温を繰り返しながら少しづつ春らしくなり、4月になれば、温かく明るい日差しが降り注ぐ日も増えてきます。少しやせ我慢してコートを脱ぎ棄て、足取りも軽くお出かけしたくなる…そんな季節。
春のお肌づくりのポイントとしては、
実は肌にとって最も過酷なのは春・春は揺らぎ肌などと言われています。
お肌にとって春の環境は、1年の中最も肌トラブルを起こしやすい条件が整っているのです。
お肌のケアにとっての春としては、2月末頃からのスタートが大切なので、春はうぶ肌 いたわり草紙を参考にして頂くとして、今回は、本格的な春のお肌づくり 4月~5月編をお届けします。
春の季節環境のキーワードは、
三寒四温と言われるように、徐々に温かくなるのではなく、日によって急激な温度差や、昼夜の寒暖差も激しい為、自律神経のバランスが取れなくなります。自律神経がバランスを崩すことで、身体全体はもちろん、お顔の血管力もバランスを崩し、肌の角化が乱れて肌が乾燥します。乾燥することで肌本来の大切なバリア機能が低下するため、様々なトラブルを引き起こします。
また、気温の上昇に伴い皮脂腺機能が活性化し、皮脂量が増加し始めます。ベタつきを感じにくい人も、Tゾーンはベタつきや化粧崩れを感じやすくなります。そして見逃せないのは、起床時の皮脂分泌。就寝前と起床後を比較すると、なんと8倍も増えているとのデータもあるほど。肌表面に出てから時間が経過した皮脂は変性し、ニキビや肌トラブルの原因となることもあります。
花粉症や、アレルギー症状と言えば、かゆみ・ムズムズ・くしゃみ等。症状があれば、外出を控えるとか、完全武装で外出するなどと対策ができますが、症状がない場合は、完全無防備。しかしこれらの刺激物は、誰にでも、平等に、年間で最も増加し複合的に襲ってくるため、避けられません。ただでさえ肌のバリア機能が低下している肌に付着することで、肌の中ではかくれ炎症と呼ばれる状態になり気が付かないうちに影響を受けているかも。肌の生まれ変わりのリズムが乱れ、健康な肌細胞が生まれにくくなり、肌は乾燥し、様々なトラブルを引き起こします。
紫外線量の年間グラフでは、5月と7月・8月は同等で既にピーク!!真夏との違いは気温と湿度。
4月~5月は過ごしやすい為、毎年うっかり日焼けで後悔する人もいるのでは?紫外線の影響で、肌は保水機能やバリア機能が低下し、角化が乱れ乾燥します。乾燥した肌は、様々なトラブルを引き起こします。メラノサイトが活性し、過剰なメラニンが作られ始めます。春先から真夏・初秋まで長い期間のメラニン生成により、日焼けやシミが濃くなります。
環境の変化のタイミングは、人それぞれ。しかし春は特に集中します。入学・卒業・就職・転勤・そして引っ越し。自分自身に変化がなくても、家族や周りの人の変化により、少なからずとも影響が・・・。
更に長引く新型コロナ感染症拡大による心身への負担や、リモートワークによる環境の変化の蓄積は、想像を超えたストレスです。ストレスは、自律神経のバランスを崩し、血管力を低下させ、肌の角化を乱します。
長引くマスク生活の影響も、問題!!
外出中はマスク100%の新習慣により、摩擦・蒸れ・を筆頭に刺激を受け続ける事での肌悩み。マスクの中は湿度80%、マスクを外した途端に湿度30%まで下がります。そこにマスクをつけていること自体の精神的ストレスも加わります。摩擦によるヒリヒリ感、乾燥。蒸れによるニキビや吹き出物。あきらめや慣れることなく対策したいもの。
マスク生活により、ファンデーションをつけない人。簡単に薄くつける人。考え方によって習慣は様々。しかしファンデーションは、肌の上にもう一枚肌を重ねる為に、バリアにもなるのです。しかも紫外線防止効果も高まるため、つけたほうがむしろ安全・安心。ベースメイクとも呼ばれるように、基本ケアの一部として大切です。
いかがでしたか?
毎年毎年繰り返される春の肌環境と、コロナ禍による生活や精神的環境。春の肌を取り巻く外部環境と、内部環境を知り、適切なケアをしましょう。スキンケアも、健康も、自分で育てるもの。日々の丁寧なお手入れの積み重ねがあればこそです。揺るがない良い肌を育てて、どんな過酷な環境にも負けない肌を手に入れましょう。