唇はその人の印象を大きく左右する大切なパーツです。
最近はマスクで隠れていることもあり、唇ケアを怠ってはいませんか?
唇の悩みは冬に限らず、マスク着用により通年の悩みとなっています。肌と同じように唇も毎日のケアが大切なのです!
唇は、口腔粘膜と皮膚の境界に位置し、粘膜と皮膚の両方の性質を持っています。どちらかといえば粘膜に近い性質です。
通常、皮膚のターンオーバーは、約28日と言われていますが、唇はターンオーバーが速い(3~4日)のが特徴です。デリケートで荒れやすい一方で、傷めても修復が早いということが言えます。
唇は汗腺や皮脂腺がなく、皮脂膜やNMF(天然保湿因子)が少ないので、角質層の水分量も少なく、乾燥しやすいということがわかっています。またメラノサイト(色素細胞)もほとんどないため、紫外線の影響を受けやすい部位でもあります。そのため、唇はデリケートで、基本的に荒れやすいのです。
唇を舐めたり、上下で擦り合わせたり、皮をめくってみたり、ゴシゴシ擦ってみたり、ついやってしまいがちな習慣。唇は外からの刺激にとても弱いので、繰り返されることでどんどん荒れがひどくなっていきます。
また、日焼けにより、唇の水分が蒸発しやすくなることで乾燥してしまったり、ストレスによっても血行不良に陥り、酸素や栄養が行き渡りにくくなり唇の血色が悪くなったり、乾燥しやすくなります。
唇のくすみは、血行不良や代謝の低下が主な原因です。優しくマッサージして、血行を改善させましょう。また、硬くて厚い角質をオフし、唇を柔らかくしましょう。
スクラブの後は、美容成分を配合した、リップ美容液やパックでしっかりケアするのがおすすめです。
縦ジワの原因は、保湿力の低下や加齢によるボリュームの低下などが考えられます。唇にもエイジングケアが必要です。美容液には効果的な保湿成分・美容成分が多く配合されています。
濃密な保湿・美容成分などを一定時間パックすることで、浸透を促進し、効果を高めることができます。
きちんとケアしても、唇の荒れや乾燥が続くときには、栄養不足の可能性も考えられます。粘膜を修復したり、代謝を上げる働きを持つビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCを摂りましょう。
いかがでしたか?
お肌と同様に毎日のケアが必要な唇。
マスクに隠れているから大丈夫なんて考えてはいけません。毎日の唇ケアを習慣にして、もうすぐ訪れる春の日差しに映える、透明感のある、うるおった唇を取り戻しましょう!